【徳島市】終了間近!アミコで開催中のアプリゲーム「アズールレーン」×伝統工芸「阿波藍」異色コラボの裏側を関係者の方々に取材してみた♪

現在アミコ9F 徳島市産業支援交流センターにて、スマホ向けアプリゲーム「アズールレーン」と徳島が誇る伝統工芸「阿波藍」がコラボした「阿波藍×アズールレーンコラボ展」が開催されています。

会場内展示

「阿波藍×アズールレーンコラボ展」会場内で展示されている阿波藍に関する資料など

購入特典付きで限定50本だった73,700円のコラボジーンズは3分で完売するなど人気のコラボ展。

アズールレーン×阿波藍コラボ

画像提供:株式会社 Yostar

どのような流れでゲームと藍染がコラボすることになったのか、気になりませんか(*’▽’)?

そこでさっそく、「アズールレーン」を企画・運営している株式会社 Yostar(ヨースター)の小田島さんと三輪木(みわき)さん、 そして、今回のコラボ展を開催へ導いた株式会社ATの代表取締役・荒木拓郎さんに話を聞きました。

アズールレーンとは?

アズールレーン×阿波藍コラボ

画像提供:株式会社 Yostar

「アズール」はスペイン語で、青や紺、藍色など「青い」。

「レーン」は航路などの意味があるようです。

2つを組み合わせて、「青い航路」。

実在した艦船(かんせん)を擬人化した美少女キャラクターたちが500体以上も登場し、海上で戦うのが、「アズールレーン」です。

それぞれ個性的なキャラクターたちを育成して編成、敵と戦う横スクロールシューティング RPG アプリゲームとなっています。

なぜアプリゲームと藍染がコラボ?

コラボ浴衣

阿波藍とアズールレーンのコラボ浴衣

若年層を中心に人気のある「アズールレーン」が、なぜ徳島の伝統工芸である藍染とコラボすることになったのでしょうか?

「阿波藍×アズールレーンコラボ展」に企画の立ち上げから携わり、「アズールレーン」を企画・運営している株式会社 Yostar(ヨースター)の小田島さんと三輪木さんに疑問をぶつけてみました。

広報を担当する小田島さんは、YouTubeで配信している「阿波藍コラボ企画番組『アズールレーン 藍のコラボ企画 -浴衣とジーンズとオダシ と、時々、桜井-』」では、レポーターとしても活躍しています。

三輪木さんは、コラボ企画を打ち出したり話をまとめたりしているコラボ担当です。

-なぜ、藍染とコラボすることになったのですか?

三輪木さん:「アズール」の青いには「藍」という意味もあり、「アズールレーン=青い航路」とうまくリンクすると思ったからです。

-アプリゲームと伝統工芸のコラボは、世間でも話題になっているように異色だと思います。なぜ、伝統工芸とのコラボを打ち出したのでしょう?

三輪木さん:日本の伝統工芸技術のすばらしさを、ゲームを通じて世界に発信していきたいとの想いからコラボレーションを実施しています。

実は伝統工芸とのコラボは、今回で2回目。第1回目のコラボは、石川県の伝統工芸「加賀友禅」さんです。昨年2021年春から今年2022年の4月末までの1年間コラボ展を開催し、たくさんの方に足を運んでいただきました。

コラボ実現までの長い道のり

コラボジーンズ

阿波藍とアズールレーンのコラボジーンズ。こちらは3分で完売した。

-伝統工芸とアプリゲームとのコラボ展は異色ですが、開催まではスムーズでしたか?

三輪木さん:いいえ。昨年2021年1月頃から、コラボしていただける藍染の職人さんを探していたのですが、なかなか良い返事をいただけませんでした。

けれど、「岡本織布工場」の岡本さんとつながれたことでたくさんのご縁をいただき、2021年6月にコラボ先が決定。2021年9月にはコラボ発表をし、完成した浴衣やジーンズのお披露目やドキュメンタリーの放送を行いました。

-それは大変でしたね。でも、今回の展示でコラボ浴衣を制作した「本藍染矢野工場」と3分で完売のコラボジーンズを制作した「岡本織布工場」は、どちらも歴史と信用のある企業様。ご縁があってよかったですね。それからは、スムーズ?

三輪木さん:そうですね。ただ、ゲーム内で実装できるキャラクターたちの浴衣については、「藍色をどう表現するか?」という部分で、イラストレーターさんは大変だったようです。何度も試行錯誤を繰り返して、すばらしい藍色を表現してくださいました。

コラボ展を開催へ導いた荒木氏

コラボ商品

アミコ1F徳島市産業支援センターにて展示されている阿波藍とアズールレーンのコラボ商品

今回のコラボ展を実現させるため、裏方で尽力したのが株式会社ATの代表取締役・荒木拓郎さんです。

徳島伝統の地場産業である藍染や木工技術などを広める事業に携わっている荒木さんは普段、アミコ1Fにある「徳島市産業支援交流センター」の企画展示やワークショップを開催。

アミコ1F徳島市産業支援センターにて荒木さんが毎月テーマを決めて展示・販売するコーナー。先月5月は「徳島の匠」でした。

今回のように一般企業と伝統工芸をつなぐパイプ役に徹することもあるようです。

インタビューの前に、コラボ展の会場で藍染についても丁寧に説明してくれました。

-荒木さん、起業されたばかりと伺っています。いきなりの大きなコラボ企画。相当大変だったのではないですか?

荒木さん:「本藍染矢野工場」の矢野さんも「岡本織布工場」の岡本さんも、そして、藍染に欠かせないアイテムのひとつ「すくも」を作っている「佐藤阿波藍製造所」の佐藤さんも快く引き受けてくださったのでありがたかったです。

コラボ展に携わった方の紹介パネル

-荒木さんに、普段から高めていた藍染の知識や伝統工芸職人の方々とつながりがあったことも大きいのではないですか?

荒木さん:ありがとうございます。そうかもしれません。

荒木さんは今回のコラボ展を開催へ導いただけでなく、コラボ企画のYouTube動画の追加撮影もおこなうなど、なくてはならない陰の立役者。

徳島の地場産業品を扱う荒木氏のECサイト「motto」では今回のコラボ企画で制作した商品を販売、アミコ1Fにある徳島市産業支援センターではコラボ商品の展示もおこなっています。

※ECサイト「motto」でのコラボ商品は、販売期間が202265日(日)までとなっているので注意してください。

コラボ展は6月5日で終了!

展示物

今回紹介した現在開催中の「阿波藍×アズールレーンコラボ展」は、2022年6月5日(日)まで。あと数日で終了となっています。

「アズールレーン」のファンという方も、「藍染」に興味があるという方も、そして記事を読んでいて興味がわいてきたという方も、ぜひぜひ足を運んでみてくださいね!

コラボ展の会場となっている「アミコ9F 徳島市産業支援交流センター」は奥にあるため、少し迷われる方がいらっしゃるかもしれません。

派手な告知物などはありませんが、いちばん奥にある下記外観を抜けると、コラボ展の会場となっていますので、不安な方は受付の方に声をかけてみてくださいね。

アミコ9F 徳島市産業支援交流センター

©2017 Manjuu Co., Ltd. & Yongshi Co., Ltd.
©2017 Yostar, Inc. All Rights Reserved.

■アミコ(9F 徳島市産業支援交流センター)

やまももわかめ丸

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