【香川県東かがわ市】開催中「引田ひなまつり」まとめ♪「窪田望」さんAI共生作品・徳島ラーメン「三八」出店!楽器のある駄菓子店・オシャレなカフェなど
香川県東かがわ市引田にて2026年3月3日(火)まで開催中の「引田ひなまつり」、そして作品を出展されているアーティストの方々にもいろいろと取材させていただきました。
こちらのイベント「引田ひなまつり」の会場は、徳島駅から高速道路を使って約40分。
お隣にある香川県の東かがわ市引田にて開催中ですが、実は徳島ラーメンでお馴染み「支那そば 三八」や徳島にゆかりのある方々も出店や出展をおこなっています。
「引田ひなまつり」は、イベント会場となっている「まち並み」を散策しながら「アトラクション」「展示」「お接待・プレゼント・案内・その他」を楽しめる内容。
駐車には協力金300円が必要ですが会場のすぐ近くに以下2か所の駐車場もあります。
・旧引田小学校
・東かがわ市立引田小中学校 ※2月28日(土)・3月1日(日)9:00~19:00のみ駐車可。
旧引田小学校の駐車場ではステキな笑顔&おいしいレモンティのお接待が受けられます。
そして本日2月28日(土)には笠屋邸の敷地内屋外スペース(旧引田小学校の駐車場から徒歩数分程度)にて開催予定となっているのが、「ひけたぶっくまーけっと」。
徳島県からは「「時々、本屋LIKE」が出展予定となって、こちらへ行くのであれば「旧引田小学校」の駐車場に止めて歩いて行くほうが近いです。
また、本日2月28日(土)・明日3月1日(日)には徳島ラーメンとして有名な「支那そば 三八」が徳島ラーメン三八with学生団体eurekaとして出店予定となっています。
こちらの出店場所へ行くには「東かがわ市立引田小中学校」の駐車場が近いです。
そして来月3月3日(火)までの期間、イベント会場内では「ぐんだらけ×引田ひなまつり2026 アートプログラム 作品展 ヒナホドキ」が開催中。
徳島県鳴門市にある「NFT鳴門美術館」では40台のディスプレイを用意してAIの生成過程を展示した経営者・アーティストの「窪田望」さんをはじめ、魅力的なアーティストの方々が作品を出展しています。
「よみがえる雛たち」経営者・アーティストの「窪田望」さん
窪田さんがコンセプトにしているのはAIが持つ危険な側面の発信、そしてそういった暴力性にカウンターパンチを食らわせること。
当たり前のように切り捨てていたあまりにも異質なデータ、そこに見落としていることや考えないといけないことが詰まっているのではないか──?
窪田さんは自分自身に問いかけながら作品を生み出し続けています。
今回のイベントでは、「ダメだね管理しないと」「何遍も叩かれて手袋」など、引田の方たちが発した言葉や会話が、ひな人形とともに表示されるという展示をしています。
普段はAIが検索順位を下げてしまうような日常の会話や方言の数々には、その言葉の前後も知りたくなるような興味深い内容が多く、思わず突っ込んでしまうようなフレーズも。
何かを調べるとき「パソコンやスマホで検索する」ということが当たり前になっている昨今ですが、窪田さんはこういったなかにもAIの危険性や暴力性が潜んでいると言います。
たとえば「香川県」を調べようと文字を入れたとき、補助ワードや検索上位に「うどん」や県庁所在地である「高松市」など一般的なワードが出てくることが少なくありません。
「東かがわ市」や「引田」は検索下位に、方言は標準語に補正されることもあります。
検索されにくくなることや地元の言葉といったあたたかみが薄れてしまうなどの懸念、マイノリティが大切なものが排除されてしまうなどの危険もはらんでいるのだと言います。
窪田さんの出展作品名は「よみがえる雛たち(The Hina Dolls That Rise Again)」。
ALが画像を認識するときに使う「バウンディングボックス」を、鉄とLCDディスプレイの立体として空間に立ち上げ、その内側に引田で集めた言葉を重ねたのだといいます。
ぐんだら家では住民同士の何気ない会話からひな祭りの思い出を語り合い、その語り
を、さまざまな可能性に重みを与えるAIの計算の仕組みになぞらえて再構築。
多くのデータによってかたちづくられてきた Alを地域の言葉によって編み直す試みです。
語りの大小に序列をつくらず、こぼれ落ちそうな記憶をそのまま置き、見えにくくなりがちな声に静かな居場所をつくっています。
調べものはもちろん日常生活には欠かせなくなっているAI、窪田さんの作品展とともに「AIとのかかわりかた」についていまいちど考えてみたいものですね。
「ぐんだら家」と「宮崎晃吉」さん
前述の窪田さんを含め多くのアーティストが地元の方々とともに交流を交えながら作品づくりをおこなった場所が、香川県東かがわ市引田の古民家「ぐんだら家」。
この「ぐんだら家」拠点に始動した新たなまちづくりプロジェクト「ぐんだらけ」では、「宮崎晃吉」さんが東京藝術大学と香川大学のリーダー役を務めています。
普段は株式会社HAGISOの代表取締役、そして建築家・一級建築士としての一面を持ちながら、東京藝術大学 芸術未来研究場 特任准教授としても活躍されている方です。
「パラベル~他人ん家を訪ねてお茶をする~」アーティスト「馬場悠輔」さんの作品
アーティスト「馬場悠輔」さんの作品名は「パラベル~他人ん家を訪ねてお茶をする~」。
急激な過疎化により商店だけではなく自販機すら撤退した、経済的に見放されたまちに残る貨幣化できない地域独自の文化を頼りに、過疎社会に合った売買に代わる社会インフラを模索する作品を展示しています。
こんな楽しいインターホンのパラベル(自販機型のチャイム)が設置してあるおうちになら、つい訪ねてみたくなりますね。
こちらの「くぼた家」には今回のイベント開催にあたり尽力されている「くぼた」さんもいて、駄菓子のお接待をしてくれます。
とてもやさしくて話しやすい気さくな方なので、ぜひ足を運んでみてください。
アーティスト「みたになずな」さん・「尾崎照子」さんの作品
アーティスト「みたになずな」さん・「尾崎照子」さんの作品として旧八木理容室に展示されているのが、ひな人形たちにいまの息吹を吹き込む「古いものでなくて…」。
伝統が「古いもの」として残るのではなく、いまの時間に生き続けるための継承は、どのようにあり得るのかを問いかける作品となっています。
かつて引田では、女の子の誕生を祝って贈られた市松人形は、その娘が二十歳になると神社でお焚き上げされていましたが、ひな飾りの風習が地域行事化していきました。
そういった背景から人形たちは役目を終える機会を失い、いまでは倉庫で眠り続けるものも少なくないのだとみたにさんは言います。
そんな人形たちにいまを生きる存在としてケアする試みとして、まちの理容師・八木有希さんが髪を整え、ひな壇には長年ひなまつりを支えてきた尾崎照子さんの言葉を反映した作品です。
手袋を「はく」というのは香川県と徳島県だけ?!
「引田ひなまつり」には東かがわ手袋ギャラリーもあり、イベント開催地でもある香川県東香川市でつくられてきた手袋や手袋をつくるために使われていたミシンが見学可能。
昨日2月27日(金)に来ていた出展者「日本手袋工業組合」の方が、引田と徳島県は手袋によるゆかりがあるのだと教えてくれました。
引田で手袋づくりが盛んだった頃、徳島県からも多くの人が働きに行っていたのだとか。
その名残もあり香川県と徳島県では手袋を「はく」と表現する人が多いのだといいます。
手袋を「はく」というのは香川県と徳島県だけと表現するくらい珍しいのだとか。由来についてはまた後日、「香川のてぶくろ資料館」を紹介するときにお伝えしたいと思います。
ギャラリー館内では、2025年日本国際博覧会の香川県ブースに出展していた「さぬきうどん手袋」も見ることができます。
不揃いの長さが「手打ちうどん」ということを楽しく伝えてくれる手袋です。
香川県東かがわ市湊の「香川のてぶくろ資料館」にはたくさんの手ぶくろとともに、これまでの歴史資料もたくさんあるとのことなので、こちらにもぜひ足を運んでみてください。
風情あふれるお店「カフェバーもか」「カフェ ヌーベルポスト」
イベント会場内には、昔の「引田郵便局」をそのまま利用したレンガ造りの建物や八角形の窓が特徴のカフェ「ヌーベルポスト」もあり、なかには懐かしの黒電話もあります。
気さくなオーナーさんが迎えてくれる店内はレトロな雰囲気が存分に楽しめる仕様。
ドリンクのほか、セットメニューは「ケーキセット」「クロックムッシュセット」「カレーセット」の3種類から選べます。
また、1人1泊5,000円(※素泊まり・食事は朝食500円・夕食1,500円)とリーズナブルな価格で宿泊できる「お宿」とカフェバーを運営している「もか」でも食事が可能。
仕切りのない大きな「掘りごたつ式テーブル」で、地元の方たちや観光で来ている人たちとも打ち解けながら「おにぎり」や味が染みたおでんなどが楽しめます。
リーズナブルな野菜もいっぱい
旧引田小学校の駐車場から徒歩数分のところにあるブースではたくさんの野菜が売られていて、「べんり菜」という珍しい葉野菜もありました。
私は時間的な関係で辿り着くことはできませんでしたが、「東かがわ市立引田小中学校」の近くには「ひな祭りマルシェ」なども開催されているようなので要チェック。
徳島ラーメン三八with学生団体eurekaの出店場所とも目と鼻の先です。
行きと帰りに寄りたい楽しすぎる創業80年「とまや商店」駄菓子など
イベントの行きと帰り両方に寄ってほしいくらい楽しいお店「とまや商店」は今年2026年で80周年となる食品を中心に販売する商店で、駄菓子などもたくさんあります。
旧引田小学校の駐車場から建物も見える近い距離。
店内はひな祭り仕様に飾られ、多くの食品とともに駄菓子が並びます。
…が!
なぜか店内の奥にはシンバルやドラム、電子ピアノなどの楽器がズラリ。
しかも触らせてもらえるという驚きのお店です。
なんでもオーナーさんが元バンドマンだったのだそう。
楽器だけでなく取り扱っている駄菓子の多さやアミューズメントパークのような楽しさにも感動しますし、奥様が気さくでステキな方なのでぜひ足を運んでみてくださいね。
そして「とまや商店」に行ったら、ぜひ半額コーナーも覗いてみてください。「あっさりおいしいカップヌードル」が1個58円で売られていました。
ほかにもたくさんの駄菓子があり、昔懐かしい駄菓子をはじめ、同じ四国内にある愛媛県のゆるきゃら「みきゃんのひなあられ」も発見。
井村屋のおいしい「肉まん」と「あんまん」も販売していました。
「引田ひなまつり」に行った方はぜひ、来年以降もイベントが開催できるようにぜひ募金もして帰ってくださいね。(※旧引田小学校の駐車場、お接待場所に募金箱あり)



















































